■舐められてる気がする・・・・
■どこか気を遣ってしまう・・・・・
■出した指示通りに動いてくれない・・・・・
晴れてリーダー就任!も束の間、年上の男性が部下になり、ついついこのような感情を抱くことはありませんか?
とはいえ、肩書だけの役職でなく「みんなに認められる上司」でいたいですよね?
私は高卒で23歳のときに人事リーダーになり、その3年後に60名以上を抱える人事管理職になりました。もちろん大半が自分より年上ですし男性もいます。
「これからどうやってマネジメントしたらいいんだろう?」とネットで調べたり、本を読みあさりましたが、それを書いている人は40代以上の人ばかり。内容も難しく、私にはすぐ実践できそうなことがありませんでした。
この記事では、若手で管理職についた私が男性の年上部下の接し方で心掛けたことや、それを実践したことで良かったこと・改善すべきと感じたことを4つご紹介します。
【目次】
男性の年上部下への接し方
1.苦手意識を捨てる
2.リスペクトする
3.他のメンバーの前で注意しない
4.指示は明確にした上で委ねる
1.苦手意識を捨てる
そもそも苦手意識はマイナスな感情から生まれます。マイナスな感情は不思議と相手に伝わってしまうものです。では、なぜマイナスな感情が生まれるのでしょうか?
- ”私より”年上だから、強く言われたり責められそう
- ”私が”女性だから、舐められそう
- ”私が”年下だから、自分の指示を聞いてくれなさそう
これを読んで気づきましたか?
それらの主語は「自分」になっています。
男性の年上部下目線になってみた時、”この人にとって自分がどういう人間だったらついていきたいと思うか”を考え、上司としての役割を果たすことが重要です。

信頼構築ができた後の男性の年上部下に、「初め僕のこと嫌でしたよね?」と言われて、”ハッ💦”としたことがあります。振り返ると、嫌ではなかったけれど苦手意識はあったかも・・・。「知らず知らず相手には伝わってるんだ」と反省しました。
2.リスペクトする
人生の先輩として敬意を払い、敬語を使いましょう。会社の立場はどうであれ、社会人の先輩・・・、いや、人生の先輩であることに違いありません。
私自身、リーダー8年目で最大60名程の部下がおりましたが、その2/3が年上、さらにその内1/3以上が男性でした。
まず相手をリスペクトすることで、次第に相手も自分をリスペクトしてくれるようになります。そしてチームメンバーや自身が困ったときに手を差し伸べてくれる重要な存在になります。

ここでのリスペクトは、年上(=人生の先輩)としての敬意(=リスペクト)を持つということで、「尊敬をしましょう」と言っているわけではありません。”尊敬するか”しないか”という目線自体が、下に見られていると感じるでしょう。
3.他のメンバーの前で注意しない
立場上、指導したり注意をしなければならないこともありますが、他のメンバーの前で実行するのはもっての外です。
年齢に関係ないことですが、みんなの前で言われるのは誰も気分が良くならないし、人によってはパワハラと感じてしまいます。
二人で話せる環境で、私情をはさまず「事実」を伝え、対策・改善に努めましょう。

年上の男性部下といっても色々なタイプがいるけれど大半は「プライドが高い」印象です。そして男性は女性よりもガラスのハートな印象です(笑)
4.指示は明確にした上で委ねる
曖昧な指示では人は動きません。
相手のやりたいこと・動いている内容を整理し、それに合った明確な指示を出すことで、「やる気」を引き出せることもでき、最終ゴール(お互いが目指していること)が一致します。
ただし0から100まで指示をするのは、相手を信頼していないことになります。最終ゴールが一致したら、後は相手に委ねることも大切です。

初めは「自分がやったほうが早い」という気持ちから、相手の仕事を巻き取ってしまったり、マニュアル並みの指示をしてしまっていた時代もありましたが、それではいつまでたってもプレイングから抜け出せません。「自分の大切な部下のミスなら私が責任をとる」というマインドも大切です。
【まとめ】
男性の年上部下への接し方
1.苦手意識を捨てる
⇒上司としての役割を果たすことが重要
2.リスペクトする
⇒人生の先輩として敬意を払い、敬語を使う
3.他のメンバーの前で注意しない
⇒二人で話せる環境で、私情をはさまず「事実」を伝え、対策・改善に努める
4.指示は明確にした上で委ねる
⇒曖昧な指示で人は動かない
いかがでしょうか?
案外自分が気にしているだけで、相手は年下の上司の私たちに対して割り切っています。(割り切れていなかったらさっさと転職しています)
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